2011年01月09日
モアレ
ジェラートのモアレさんが、以前は青山堂書店だった隣りのテナントに引っ越して半年余、漸く来る事が出来た。
調度品などは以前からのものが極力使われており、落ち着いた「あの感じ」のまま広くなっている。

青山堂は書棚に顔がある、何をどう売りたいかはっきりした好ましい書店だった。
本を売るだけではなく、酒田という街の文化の発信源でもあったと思う。
毎月のように酒田に通っていた頃は都内の書店より行く頻度が高かったくらいで、写真雑誌など、定期で買っていたものは大抵ここで買っていたし、佐高信の「石原莞爾 -その虚飾-」を買ったらサイン本で驚いたこともあった。
武田泰淳の「十三妹」の文庫本を見つけて小躍りして買ったのも懐かしい。
そこが空き店になって久しかったところに、隣りからモアレさんが移ると聞いて、驚きもし、納得もした。
これを(下書きを)書いているのもモアレさんなのであるけれども、その間もお客さんは引きも切らず、コーヒーを飲んでいくお爺さん、ジェラートを買って行く帰省したと思われる家族、デートと思しき若い二人、色々な人たちがやってくる。

業態は変わったけれど、人の集まる場所としての"地霊"のようなものが働いている。
そんな気がした。
調度品などは以前からのものが極力使われており、落ち着いた「あの感じ」のまま広くなっている。
青山堂は書棚に顔がある、何をどう売りたいかはっきりした好ましい書店だった。
本を売るだけではなく、酒田という街の文化の発信源でもあったと思う。
毎月のように酒田に通っていた頃は都内の書店より行く頻度が高かったくらいで、写真雑誌など、定期で買っていたものは大抵ここで買っていたし、佐高信の「石原莞爾 -その虚飾-」を買ったらサイン本で驚いたこともあった。
武田泰淳の「十三妹」の文庫本を見つけて小躍りして買ったのも懐かしい。
そこが空き店になって久しかったところに、隣りからモアレさんが移ると聞いて、驚きもし、納得もした。
これを(下書きを)書いているのもモアレさんなのであるけれども、その間もお客さんは引きも切らず、コーヒーを飲んでいくお爺さん、ジェラートを買って行く帰省したと思われる家族、デートと思しき若い二人、色々な人たちがやってくる。
業態は変わったけれど、人の集まる場所としての"地霊"のようなものが働いている。
そんな気がした。
Posted by 墨田ペトリ堂 at 21:57│Comments(2)
│写真
この記事へのコメント
さすが墨田ペトリ堂さん
酒田のモアレ爺を良く知っている
そうですね
がんばってますから
応援ヨロシク!
酒田のモアレ爺を良く知っている
そうですね
がんばってますから
応援ヨロシク!
Posted by かじおやじ at 2011年01月09日 22:01
パスタも美味しかったです。
(それはまた別項にて)
これでまた昼飯をどうするか、嬉しい悩みの種が増えました。
広くなって接客が疎になってしまうのではと言う危惧もありましたが、そんなこともなく、心地よい空間であったのも嬉しかったです。
(それはまた別項にて)
これでまた昼飯をどうするか、嬉しい悩みの種が増えました。
広くなって接客が疎になってしまうのではと言う危惧もありましたが、そんなこともなく、心地よい空間であったのも嬉しかったです。
Posted by 墨田ペトリ堂
at 2011年01月09日 22:49
